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アーユルヴェーダについて

Ayurveda

「生命の科学」と訳されるアーユルヴェーダとは、生命力のバランスが崩れた事により病気が引き起こされるという原則に基づいた代替療法です。

アーユルヴェーダは5000年前に神々の世界からインドの賢人が授けられた世界最古の医学であり、身体的健康と同様に精神的、社会的な健康を目的とした完全な生き方として、世界各国の人々より支持されています。この理論は科学や医療も含んだ広範囲なものです。

アーユルヴェーダは昔からセルフケアの重要性を強調しており、様々な病気問題に役立つと同様に健康維持、病気の予防に効果的と言われ、正しい生活スタイル、シンプルな病気予防法、慢性病の包括的管理を強調しています。

アーユルヴェーダには以下の2つの原則があります。

 

1、  予防ヘルスヘア(SWASTHAVRITTA)

スワスタヴリタ (Swasthavritta)とはどのように病気を予防し、社会的健康を維持するかという事です。スワスタヴリタに対応するものとして、現代医学で重要な部門と見なされている「予防社会医学(PSM)」があります。

アーユルヴェーダでは、健康について以下のように定義しています。

健康な人間とは、肉体的精神的に均衡がとれており、消化力が一様に健全である状態で、身体は適切に代謝され老廃物はきちんと排泄され、また魂、精神、感覚器官が結合しあい正常に働いている人間

 

2.トリートメント(ATURAVRITTA)

アーユルヴェーダの療法は、ただ単に病人の問題を軽減・取り除くだけでなく、同じ病気の再発予防にもあります。アーユルヴェーダトリートメントのユニークな点は以下の3つの指針が含まれているところです。

食事管理(Aharachikitsa)、季節管理(Viharachikitsa)、薬剤管理(Aushadichikitsa)

 

食事管理では穀物、豆類、シリアルといった日常食から、牛乳、ヨーグルト、ギー(精製したバター)、水などの様々な食物の特性について述べています。健康的な食事のために食べるべきもの/避けるべきもの明確なルールが記されています。

 

季節管理では、何をすべきで何を避けるべきか明確に述べられています。例えばアーユルヴェーダでは常に運動は毎日行うべきと述べられていますが、あまりに過度な運動には反対しています。また、その他に睡眠パターンなどについてすべきこと/避けるべきことなど様々なヒントがあります。

アーユルヴェーダでは、以下のように発展した医学原則の部門があります。

1.総合内科学―Kaya Chikitsa(カヤ チキリッサ)

2.小児学―Balaroga Chikitsa(バラロガ チキリッサ)

3.精神学、超心理学―Graha Chikitsa(グラハ チキリッサ)

4.耳鼻咽喉眼科学―Urdhwanga Tantra / Shalakya Tantra (ウルドワンガ タントラ/シャラキャ タントラ)

5.外科学―Shalya Tantra(シャルヤ タントラ)

6.毒物学―Agada Tantra(アガダ タントラ)

7.老年学―Jara Chikitas(ジャラ チキリッサ)

8.催淫治療学―Vrishya Chikitas( ヴリシャ チキリッサ)

 

アーユルヴェーダでは全年齢層の健康問題の全ての側面をカバーしているのです。

 

 

伝統的療法

パンチャカルマとケララトリートメント

パンチャカルマとは全ての病気を治す治療の事で、その工程では身体の浄化を行います。パンチャカルマとはパンチャ=5つ、カルマ=行為という意味です。5つの方法や手順により身体の乱れたドーシャを除去します。

1、  Vamana Krma( ヴァマナ 嘔吐療法)

2、  Virechana Karma(ヴィレチャナ 下剤療法)

3、  Anuvasana Vasti Karma(アヌバサナ ヴァスティ オイル浣腸療法)

4、  Nirooha Vasti Karma(ニルハ ヴァスティ 煎じ液浣腸療法)

5、  Nasya Karma(ナスヤ 鼻汁分泌促進療法)

 

当ホスピタルのドクターはパンチャカルマを行う際に、患者の体力、年齢、性別、病気の状態など十分に考慮し、治療工程を決めています。

パンチャカルマの効力

1.身体の乱れたドーシャの除去

2.消化力、新陳代謝が高まる

3.病気の快方、健康回復

4.感覚力、精神、知力、顔色が良くなる

5.体力増強

6.年齢に影響されず、健康に長生きする

7.身体の活性化

8.身体の病気を予防し、免疫力増加

9.身体の成長を育む

10.  神経システムの回復

 

治療工程

ピリチリ(PIZHICHIL)
温かいの薬用オイルをリズミカルに全身に浸す療法。2~4名の熟練セラピストが7~21日間、1日60~90分間絶え間なく行う療法で、関節炎・麻痺・半身不随・血圧・性的衰弱、糖尿病、神経衰弱や神経症に良いとされています。

ナバラキリ(NJAVARAKIZHI)

薬用ミルクで炊いたお米を綿モスリンで結びあげ、全身若しくは患部にリズミカルに叩きながら塗り込むことで発汗を促す療法。2~4名のセラピストが14日間、毎日60~90分間行います。この療法は全てのタイプのリューマチ、関節炎、手足の衰弱、高血圧、コレステロール、特定の皮膚病によいとされています。

 

ダーラ(DHARA)

薬用オイル・ミルク・ヨーグルトなどを額に特別な方法で注ぐ療法。7~21日間毎日約45分間行います。主に不眠症、ヴァータ過剰による病気、精神的緊張や皮膚病に良いとされていて、人間の精神と身体の活性化を促し、加齢による影響を減らします。

 

バスティ(VASTHI)

薬用オイルやエキスを5~25日間毎日直腸から注入する浣腸療法。       この療法は関節炎、麻痺、無感覚、リューマチや便秘による胃の問題に良いとされています。

シロバスティ(SIROVASTHI)
頭に被せたキャップのようなものに、温めの特別な薬用オイルを注ぐ療法。7日間患者の容体に合わせて15~60分間行う。特に顔面麻痺や精神病、鼻腔、口、喉の乾燥、重い頭痛、ヴァータによる病気に良いとされている。

ウドゥワッタナム(UDVARTHANAM)
薬用パウダーを用いて14~28日間毎日30~45分間マッサージを行う療法。半身不随、麻痺、肥満、リューマチに良いと言われている。

 

アビヤンカ(ABHYANGAM)
病気により異なった方法でオイルマッサージをする療法。14日間毎日45分行い、肥満、特に糖尿病による合併症に良いとされている。

ナスヤ(NASYAM)
薬用エキス・オイルなどを7~14日間鼻腔に塗る療法。頭痛、麻痺、精神病、皮膚病などに特に有効とされている。

スネハナ(NASYAM)

薬用ギーを8~12日間、期間に比例して量を増やし、内服する療法。骨関節炎、乾癬病、白血病に特に素晴らしい効力を発揮する。

 

キリ(KIZHI)

薬草や薬用パウダーを布で結びあげ、熱した薬用オイルと一緒に全体をリズミカルに叩きながら塗り込む療法。7~14日間毎日45分間行う。骨関節炎、関節炎、むくみ、病気による怪我に良いと言われている。

 

ダニャムラダーラ(DHANYAMLA DHARA)

特別な容器に入れた温かい薬草湯をリズミカルに全身に注ぐ療法で、毎日45~60分間行う。半身不随、麻痺、リューマチに特に効果的。

 

ヨニプラクシャラナム(YONI PRAKSHALANAM)

子宮に薬用オイルや煎じ液を注入する療法。婦人科に関する病気に効き、また生殖器の洗浄にも良い。

 

カティバスティ(KATIVASTHI)

豆の粉で作った土手を腰に置き、その中に温かい薬用オイルを注ぎ、浸す療法。45~60分間行い、腰痛や脊髄に関わる病気に良いとされている。

 

ウロバスティ(UROVASTHI)

カティバスティと同様、温かい薬用オイルを胸に45分間浸す療法。ぜんそく、呼吸の問題、心臓病などに効果的。

 

シーラドゥーマム(KSHEERADHOOMAM)
薬用ミルクを用いた療法で、顔面麻痺や言語障害、その他顔面の神経障害に良いとされている。

タラム(THALAM)

特別な薬用パウダーを薬用オイルに混ぜ、20~45分間頭上に塗付する。耳鼻咽喉に関する問題、不眠症、偏頭痛などに有効です。

 

レパナム(LEPANAM)

薬用の薬草ペーストを患部に塗付する療法。様々な炎症に素晴らしい効力があります。